林和彦の公開日記
2008年11月30日(日)　引越し準備／物事の取り組み方
　あまりプライベートのことは書いていないが、1週間後の日曜日に引越しをする。引越しを決めたのが1週間ちょっと前なので、電撃引越しである。急な引越しで、運送業者との日程の調整がつかず、同日になってしまい、前から予定していた勉強会を欠席することになった。しばらくは、夜間の箱詰めが続く。
　今の家は大学から近かった。徒歩12分。これからはもう少しかかる。しばらく慣れるまでは車通勤になる予定。電車＆バスにするかは今後検討する。通勤時間、運動不足、通勤時読書タイム、が論点となる。

　今回の引越しに際して思うのは、オタクと呼んで貰ってもよいくらいに家の知識が増えていることに気づいたこと。壁の中などの電気の配線は電気工事士の資格を取った際に覚えた。石膏ボードのアンカーも昔に必要に駆られて施工した。サッシも分解して掃除する方が楽だし、シロッコ式の換気扇の構造もわかるので掃除も簡単。水道の配管工事も興味があり、概要はわかる。将来的にはエアコンの取り付けが出来るようになりたい。その時には畳の張替えも自分でやっていたりして。単に費用を安く上げるという意味ではなく、もう、趣味の世界だ。将来、お金と時間があれば、本気で自力で一軒家を建ててもよいと思っている。基礎から内装まで全部出来そうな自信はある。
　妻と話をしていてわかったのは、家にまつわる疑問やトラブルは、誰しも経験しているが、それを全て自力で解決したり納得するまで調べたりしてきたかどうか、の取り組みの違いだ。同じようなことで言うと、パソコンの知識もそれに近いものがある。ソフトやハードでわからないことがあれば、そのままにせずに調べることを、数年間過ごしたら、気づいたらwindows系に関していえば周りで一番詳しくなっていた。この辺は自分の長所ではあるだろう。闇雲にこだわることだけが目的ではなく、その辺のバランス感覚は最近は出来ていると思うので、適度に留めているが。
　ただ、この特徴が、今まで以上にもっと研究や教育に向けて開花させる必要がある。

2008年11月29日(土)　大阪で現場調査
　昨日と同じ学会メンバーで、大阪の現場調査に来ている。昭和20年代に作られたコンクリート構造物が対象である。私自身は、独自に調査することはなく、どちらかといえば見学やお手伝いであったが、現地でコンクリートを見たり触ったりできたのは、やはり参加してよかった。また、技術者ともお話ができたのも、勉強になった。
　8時から調査を開始しており、15時頃には終了。撤収とともに雨が降り出してきた。運がよかった。

2008年11月28日(金)　信楽で３３５委員会報告会開催
　土木学会３３５委員会は、構造物の耐久性能評価に関する委員会である。数日前からこの日記によく出てくる、信楽高原鉄道にある第一大戸川橋梁は、日本初のポストテンション式プレストレストコンクリート橋であり、昭和29年に建設されている。今年になって文化財登録されている。委員会ではこの構造物を中心に徹底的に調査を行った。その委員会成果報告会で全国行脚を行っており、今回は、地元信楽の地で開催するものである。橋梁の見学会も開催する。ふたを開けてみると、速報であるが、約７０名の方の参加を頂いたようである。
　２度の現場調査および今回の見学で、この地を訪れるのは３度目となる。また、講師として参加できたことは、非常に思い出深い
　終了後、次の目的地大阪へ２時間かけて移動。生まれて初めて見た通天閣の下で串揚げを堪能した。今日は、発表も終え、充実した１日であった。お疲れ様でした。

2008年11月27日(木)　滋賀県の信楽へ
　今日から、関西へ出張。例によってギリギリまで大学にいて、資料の修正を行っている。新幹線に飛び乗り、滋賀県草津着。草津の地は、２年前の土木学会に引き続き、２回目。明日の委員会報告の打合せを兼ねて食事。
　明日の委員会報告では、私は２個の発表を行う。１個は、一般市民向けの第一大戸川橋梁の説明である。前日になって幹事の方と議論して、幾つか修正を行った。

2008年11月26日(水)　余裕なし
　１週間日記の執筆が途絶えてしまった。出張ではなく、ずっと大学にいたが、色々手一杯で更新できなかった。まだまだ日記が身についていないのだろう。
　明日から２泊の関西の出張。土曜日に帰ってくる予定で、またしばらく更新が途絶えるがその間の日記は書く予定。この１週間の欠落も、できる限り補う。

　10月2日に見学した、兵庫県の巨大振動台（E-ディフェンス）の実験の模様が、動画として公開されています。HTMLにリンクを貼りたかったのですが、今後この記事は別のところに動きそうだったので直接リンクを貼りました。
http://www.bosai.go.jp/hyogo/movie.html
http://www.bosai.go.jp/hyogo/img/dougafile/20081002.wmv
　ケンプラッツでも、紹介されています。
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20081121/528284/

2008年11月25日(火)　欠

2008年11月21日(金)　欠

2008年11月20日(木)　欠

2008年11月19日(水)　コンクリート遺産　軍艦島・ベトン
　軍艦島。長崎にある炭鉱で栄えた島で、狭い土地に鉄筋コンクリートの住宅が所狭しと並んでいる。私は、少年期に３年間だけ長崎に住んでいたのでよく耳にして身近な存在であった。崩落の危険があるために立ち入りはできない。
　数年前にたまたま衛星放送で番組を取り上げていた。見事なコンクリート遺産である。番組の中で、当時鉄筋の代替のために、一部の箇所はワイヤーロープを鉄筋代わりにコンクリートに埋め込んで使った、というナレーションがあった。建物なのか坑道に使われたのかは覚えていない。鋼材の強度と付着があれば、鉄筋コンクリートは成り立つため、実に理にかなったものである。それを知ってから、軍艦島が２０年ぶりに身近な存在として感じていた。そんな折、世界遺産の登録に向けて動き出していることを最近知って、嬉しく思う。

　「坂の上の雲」を読んだ方はわかるが、ロシアが旅順でベトンの要塞を築いたと記述されているベトンはコンクリートのことである。昨日の懇親会でとある方からお聞きしたのは、それを実際に見に行き、そこで仕入れた情報によると当時使われたセメントは日本製だったということだった。もしそれが本当であれば、何と皮肉なことか。

2008年11月18日(月)　第一大戸川橋梁
　昭和29年に作られたプレストレストコンクリートの橋梁、第一大戸川橋梁が、有形登録文化財に登録されたお祝いの会があった。仁杉博士が設計・監督し、菅原先生が施工に携わった橋梁である。現在、お二人ともお元気で、それぞれのご講演もあり、その中で当時の建設のビデオ映像が上映された。土木学会コンクリート委員会335委員会で現地調査や分析を行った私にとっては、こんな貴重な映像があったのか、と身震いした。
　文化財登録において、戦後作られた土木構造物が登録されるのは初めてで、建築構造物を含めても設計者が元気でいらっしゃる中で登録されるのは非常に稀（初めて？）であるとの説明であった。土木技術者として、非常に元気が出てくる話である。私もそうありたい。

2008年11月17日(月)　骨材講習会
　今日は、骨材の物性試験の講習会を開いた。学生は８名参加した。先日購入した細骨材（砂）・粗骨材（砂利）に対して、それぞれ密度、吸水率、ふるい分け、を行うものである。非常に重要な物性値である。これまでは、実験を実施する学生に、個別にアドバイスしていたが、アドバイスから抜けた学生で、試験が間違っていたことが後からわかったこともあった。そこで、①全体で技術的なレベルアップを図る、②私自身のアドバイスを１回にしたい、という理由で、講習会形式にした。
　購入した３立方メートルから、どうやってサンプリングするのか、という点も非常に重要な概念なので、説明したつもりだ。あとは、ＪＩＳや実験手引書には載っていない、具体的にどのような器具を使ってどうやるのかということも、参加した学生に取りまとめて記録してもらえば、研究室の財産になる。

2008年11月17日(月)　はしか（麻疹）予防接種
　はしか（麻疹）の予防接種を受けた。はしかといえば、昨年、日本の大学で休講騒ぎになったのは記憶に新しい。あれは一体なんだったんだろう。幼少時に予防接種を受けただけだったら、既に効果は消えているという話だったので、気になっていた。せっかくだからと、5000円払って受けた。どちらかというと大学教員特有の話かもしれない。
　何が正しいのかは良くわからないが、『予防接種は一生モノではなく、効果は○○年』というのが正しいのだったら、世の中の人殆どがダメじゃん。もっと情報提供してもらいたいと思う。
　２週間前にはインフルエンザを受けたので、今年は出来ることはやった、か。

2008年11月15日(土)　バーベキュー大会・日記のスタンス
　今日は研究室のバーベキュー大会。ＯＢ・ＯＧ、旧・現教員、研究室配属学生、配属前学生（３年生）が３０名ほど集まった。赤ちゃんを連れてきている卒業生も。この時期は、冷え込むとバーベキューは辛いものがあるが、今日は程よく暖かく、心配はなかった。魚介類を充実させたのは、留学生だけのためだけではなく、私なりの工夫である。年をとってくると、単に肉だけというのは胃にもたれる。サンマ、殻付ホタテ、イカ、エビを準備したのだが、結構好評だったと思う。次回以降のために記すと、当日朝に全て天王町サティで揃えた。
　あるＯＢから、私の日記の読者であることを聞いた。読んだ感想として、失敗談などここまで公開してよいのか、と感じている所もあるようであった。それについて私の思いを説明したが、他にもそう感じていらっしゃる読者もいると思い、改めて書くこととする。

　この日記を公開することで気をつけている点
①　そもそも自分の失敗は、分析して次に改善するためにあると考えている。基本的に失敗自体は恥ずかしいこととは思っていない。それに至るプロセスで、同じ過ちを繰り返していたり、努力不足だったり、年相応でないミスの場合はもちろん恥ずかしい。ただ、恥ずかしいことと、失敗を役立てることとは別問題だと考えて切り離している。もし私が民間企業等に勤務していれば職務上のことを漏らすことになるので行わないが、現在は大学教員というどちらかといえば１人の教育者・研究者として働いているので、それが可能となると考えている。
②　他人に迷惑をかけない。他人に不快な思いを与える表現は避け、当事者にとって迷惑となる内容のものは書かない。
③　他を批判する場合には、絶対に当事者に迷惑がかからないようにし、必ず改善の提案を添える。批判が目的ではなく、改善の方法を学ぶことを重要視しているからである。警鐘をすること自体が非常に有益な場合を除き、単なる批判だけはしない。なお、評価の対象は物事や行動に対してであり、人格とは完全に切り離す。対象は具体的な名前を挙げる必要がないので、抽象化する。
④　個人、研究室、本学の知的財産はトップシークレットで公開しない。
⑤　お勧めグッズや各種手法を公開することは、全体のレベルアップを目指しているためである。つまり、それを手段として使った上で、より良いものを作り上げていきましょう、ということを考えている。安全衛生のノウハウだけあってもよい研究はできないし、グッズだけが揃っていてもよい現場調査はできない。十分条件ではないが、必要条件である。このようなアイデアを集積したら、これで一種の知的財産で、自分の強みだとは思うが、ある事象を知っている／知っていないという低次元で勝負するのではなく、もっと上の次元で勝負したいと思っている。

2008年11月14日(金)　フィードバック
　今日２つの実験システムで、ちょっとしたトラブルがあった。
　１つは、温度調節器に接続したヒーターでコンクリートを外部から加熱する実験。ヒーターを制御する温度計が、ヒーター近傍ではなく、コンクリート内部に埋め込まれていたので、ヒーターの制御が鈍感となりヒーターがコンクリート表面を加熱しすぎた、というトラブルであった。相談を受けた際、トラブルの原因を瞬時に把握し、当たり前の結果だと説明したが、学生は事前には予測していないことがわかった。さらに言うと、実は、事前に相談を受けた際に、まさにこのトラブルを具体例を挙げて説明していたのだが、学生は理解していなかった。
　このこと自体を責めるつもりはないが、２つポイントがある。
　①説明する立場の人（今回は私）がどこまで相手の理解度を把握して説明するか。逆に、聞いた人（学生）が、どのように理解し、もし理解できなかったら、そのことを問題と捉えて質問するか。
　②温度制御装置を使う際に、温度をモニタしながらヒーターを出力するものであることは、事前に学生に説明した。それを聞いた学生が、上記のトラブルを予想することが本当にできないのか。考えて思いつかなかったのか、そもそも考える努力をしなかったのか。『詳細はよくわからないけど温度制御ができる装置』と捉えていたとしたら問題。モノや状況は違っても、エンジニアとして必要な姿勢だと思う。

　２つ目も似ていて、水をヒーターで加熱して温度を制御するシステム。私が水が蒸発しかかっているのを発見した。もし完全に水が蒸発したら、火災になる。温度センサーはついているが、温度センサーはあくまでも水の温度を測定するだけ。よって、室温が制御したい水温以下であれば、ヒーターはずっと空焚きをすることとなる。そうなると、プラスチック容器が燃える。
　そもそも、その実験システムが成り立つための前提条件が幾つかあり、それが満たされなくなったら不具合が起こるのだ、ということを理解しなければならない。今回の場合は、水が存在して、その水にヒーターと温度計が常時触れていることである。システム全体の設計に冗長性がなかったため、現在、担当者と改善しているところだ。水の補充のタイミングも全体のルーチンに組み込むようにする。

　以上で述べたことは、幾つか技術的な手の内を明かしていることになります。しかし、実験の固有のノウハウはここで漏らすつもりはなく、秘密は保持しています。制御の問題は、普段扱う人には余りにも一般的過ぎて、しかし、土木の学生のように制御に慣れていない者が失敗を起こしやすい事例です。よって、公開する事の意義はあると考えています。

2008年11月13日(木)　文法に従うという基本
　この２日間、文法に関連する３つの出来事があった。

　ゼミにおいて、日本語の発表によるものでも、英語のタイトルと英語での概要発表をすることを課している。学生はまだ英語の言い回しには慣れていない。その中でタイトル中の、influenceの使い方がなっていない、との指摘が細田先生からあった。曰く、「どうやって調べればよいかは、文法書や適切な辞書を見ればよい。当たり前のことではあるが、文法を良く調べずに、書いている例が多い。これではいつまで経っても上達しない。」私は、単語を使うには、自信がなければ辞書を引くということは常識のように思っていたが、学生は必ずしも徹底できていないということがわかった。少し驚いたが、それが欠けていたのだから、それに気づいてさらに実行が伴えば、明らかに向上する。

　もう１つ、最近の日記に登場する他研究室学生のプログラムのアドバイスで。ある部分が動かないとの質問があった。私が怪しい部分の検討をつけ、ここの数字を１つ変えたら直った。学生は、6チャンネルを使っているから、n-1で5を入れるのが常識だからそれでいいと思っていた、という。そもそも、その常識云々の前に、その関数部分の定義を調べれば、入れるべき値の決まりが載っている筈である。その関数の部分が、どういう種類のものなのかという全体概要がわかっていなければ、その部分が前述の「常識」に該当するか、そうでない任意の変数であるのか、の判断がつく。まずは全体の把握が必要である。

　もう1つ、研究室内のある計測システムについて。学生がある計測システムのソフトウェアを動かしている。代々その研究チームが受け継いでいるので、私は操作法は一切知らない。しかし、そのソフトを動かすにあたっての一般注意点は指摘できる。そのパラメーターはなぜ、その値を使っているのか、という質問に学生は答えられなかった。前からそうだったから、先輩に言われたから、では駄目だ。もし間違っていて、それが致命的なミスだったら、実験しても無駄になる。少なくとも、そのパラメーターが持つ意味を知ってからでないと怖くて使えないという発想は必要だろう。トレーニング段階ではとりあえず初期値で動かしてみるのは必要だが、その時期を過ぎたら、自信を持って動かせるようになっていなければならない。そういう細かいところは、教員が面倒くれるだろうという淡い期待があったら間違いだ。この類のシステムは、取り組んでいる人が研究室内で一番詳しいのだから。逆に、教員は、全てを監視できないが、学生のミスがあったら自分が責任を取らなければならないので、全体をマネジメントしなければならない。その方法は幾らでもある。
　３つのケースで共通なことは、「使うんだったら、それについて調べよ。」「根拠の無い使い方はしない。」

2008年11月12日(水)　

2008年11月11日(火)　電源問題と生コン購入
　午前、博士課程の学生からデータロガーの電源が落ちていて昨夜以降データが収録できていなかったとの連絡あり。昨夜に別の学生が使った電動器具によりブレーカーが落ちたのに復帰されなかったため、同じ系統のコンセントに繋いでいたデータロガーが被害を受けたものであった。私はそのロガーの電源の脆弱性は気づいていたが最近まで使用ニーズがなく先送りにしていた箇所だった。つい先日から本格実験が動き出していたのだが、その件は忘れていた。直ちに、独立電源に切り替えた。対応が先送りになった原因として、ブレーカーを再復帰さえすれば、ロガーは自動起動してタイマーも復帰するため、電源を落とした人が当たり前のようにブレーカーの再復帰をしていればよい、という考えがあったのは確かだ。位置が一番近い配電盤が9月末まで別の実験で埋まっていて簡単に工事できなかったことも、先送りした原因のひとつである。しかし、そもそも今年になってブレーカー復帰の教育をシステマティックにはしていなかったので、配慮が足りなかったのは確かだ。データを収録できなかった学生には申し訳ないが、良い見直しになった。
　電源を使う側は、ブレーカーを落としたらエチケットとして責任持って復帰させる。計測をする側は、例え周辺の電源が落ちても致命的にならないように予防しておく。その両方が必要である。本質安全としては、電源を独立させて物理的に影響を受けないようにする。それが出来ない場合には、管理安全として、構成員へブレーカー復帰の教育やブレーカーが復帰した際に機器が自動再起動するように設定する、ことである。

　午後、生コンを購入しての打設があった。担当の４年生は、生コン購入については右も左もわからなかったと思うが、彼が主体になって行う実験でもあり、全体をマネジメントしてもらった。予想よりスランプが小さい等のトラブルがあったが、（私でない）教員独自の指示・行動もあって何とか終わった。あれだけの作業を手伝ってくれた多くの学生のチームワークは、見ていて素晴らしかった。作業は重労働だったが、よくやってくれたと思う。懇親会には参加できなかったが、お疲れさまでした。
　今回は、私はリーダーの学生から事前に相談を受けてはいたが、実験に関係することの最終的なジャッジは私でない指導教員に起因するため、私はその判断を避けて複数の選択肢を提示したに留まり、歯切れの悪い回答をした箇所もあった。学生にしてみれば、そういう判断はどう感じるのだろうか。結局は、指導教員と議論してもらうしかないとは思っているが。

　打設時に気づいた点：①生コン業者との契約の際に、スランプが大きく違う場合の取り決めを行う必要がある。②デジタルエアメーターの空気漏れの修理もしくはチェック。③本日突然使用したアナログエアメーターの現時点の校正値のチェックが必要。④コンクリート打設の研究室ルールの再徹底。研究室で昨年決めて、さらに先月講習会を行って周知した「突き回数」が徹底できなかった。なぜ参加した学生が誰も指摘できなかったのか。⑤生コン購入の手順のルーチン化。利用業者は当日朝にリコンファームが必要。

2008年11月10日(月)　11/15OB・OGバーベキュー
　11/15のOB・OGバーベキューは、結構人が集まっています。OB・OGが10名程度ですが、過去数年のバーベキューでは最多人数になります。現時点の参加者は、以下の掲示板に掲載しています。 http://www.hyper-net.ne.jp/bbs/mbspro/bbs.cgi?room=hosoda
　思いのほか、寒くなってきました。屋外なので、参加者は寒さ対策を十分にお願いします。お汁粉やおでんが似合う気温になってしまいました。メニューは再考してみたいと思います。

2008年11月10日(月)　久々の更新
　私用で5日と7日はお休みしたため、5日以降の日記の更新が途絶えてしまっていた。気づいたらアクセス数は1031件になっている。日記はこの2ヶ月、ほぼ毎日更新できたので、そのこと自体は習慣になったと思う。
　欠けた日記は、時間のある時に思いつく限り補う予定。

2008年11月7日(金)　本日もお休み　（11/11執筆）
　5日と同じ理由で仕事を休んでいる。だが夕方に打合せを入れていたので、数時間は大学に来た。
　他の研究室であるが、Visual Basicのプログラミングに関しての質問が来た。最近はやっていないが、昔からこういうことは好きで得意なほうだ。すぐに問題点は見つかり、改善できた。その後も数回やり取りしているが、単に答えを教えるだけでなく、どうやってプログラムのミスを見つけて改善するか、エラーの原因を切り分けてエラーを特定するのか、の考え方をレクチャーしたつもりである。

2008年11月6日(木)　ミーティングの指示　（11/11執筆）
　本日のスタッフミーティングで、私が「○○は機能できていない」との意見を学生に述べた。しかし、どちらかというと、意見だけであり特に改善策を出さなかった。それに対して、先生より具体的指示を出せと指摘された。注意喚起のつもりではあったが、結局その注意喚起も具体的な改善内容が含まれていなければ、単なる私の自己満足に終わってしまい、１ヵ月後には学生からまた同じ反省が出かねない。普段から、具体的な指示を出す、アクションを起こす、というモチベーションでいたつもりだが出来ていなかった。それに気づけたことは素直によかったと思っている。

2008年11月5日(水)　お休み　（11/11執筆）
　私用により仕事を休んでいる。その中で、夕方に２時間ほど時間が作れたので、平日でなければ出来ないことに費やした。区役所で書類を受け取り、インフルエンザの予防接種をした。途中、土木の３年生にすれ違ったようだ。チャイルドシートがついたママチャリで疾走していたのは私です。
　インフルエンザの予防接種の価格は、近くの病院で2500円～4000円の開きがある。学生にとって、この価格の心理的な差は大きいだろうから、情報を伝えておきたい。大学付近に住んで10年以上になるので、土木教室の中でも私が一番この近辺に詳しいひとりである。

2008年11月4日(火)　すぐ読む
　立て続けに、学会誌が３冊届いた。自分の中で、様々な学会誌や論文集をコツコツと読んでいくことの方針はまだ確立できていないが、『とりあえずすぐに袋を開けてざっとでもいいので全体に目を通す』ことにしている。
　土木学会誌では、会長のメッセージの中で、物事の伝え方に注意を払うことの大切さがテーマに挙げられていた。幾つかの具体例は共感する。新規の知見は無いが、いろんな人からちょっとずつ違う角度で同じメッセージを聞くと、ボディーブローのように効いてくる。

2008年11月4日(火)　ＯＢとの交流
　土木工学教室の卒業生数名が大学に来る機会があったので、夕刻に懇親会に行った。色々感じたのだが、自分自身に関するトピックをまず取り上げる。主に、10月14日の歓迎会で感じたことの続きである。
　今日ではないが、先月の研究室の歓迎会である修士学生から言われたことがある。２年前と比べて、林は変わったと。自分としてはマインドを切り替えて、進んできたつもりだ。変わって当然といえばそうなのだが、逆に考えると、当時の学生は私のような不完全な教員が居てどう考えたのだろうか。今日会ったＯＢから直接言われてはいないが、ここ数年に付き合ってきた元学生であるので、同じように感じているのかもしれない。独善的だが前向きな見方で言えば、身をもって成長ぶりを教えているとでもいえようか。少なくとも、「数年前と変わっていませんね」と思われるようではいけないので、そうならないように努力することに尽きる。
　この日記で反省ばかりして自虐的かと思われるかもしれないが、このこと自身に悲観はしていない。自己へのリマインダの意味をこめて、あえて書いている。プラス、読んでくれている何人かの学生へのメッセージも込めて。
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