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2009年4月29日（水,祝) 配筋作業 休日であるが、スケジュール上、学生実験のティーチングアシスタントらと梁の配筋を行っている。昨日と合わせて合計４コマ（実質6時間）で、これまで大きな構造実験をやったことのない大学院生（殆どはＭ１）が、中型の梁２体の配筋を終えるのが目標である。翌日にはレディーミクストコンクリート（生コン）による打設が待っているので、安易な延期はできない。 設定した目標は、次のとおり。 (1)学生が実験準備を通じて方法を理解し学ぶこと (2)何が何でも納期に間に合わせること (1)については、学生実験の練習時の準備作業とはいえ、実験に関する一通りの作業を経験するので、それだけでも今後２年間で研究に必要は知識を学ぶことができるので、多少作業が遅れても、全３回のうち全員がローテーションをして全ての作業に従事して欲しい。そのためには、１回目は、それぞれの作業項目（主鉄筋加工、スターラップ（解説：鉄筋を曲げて作るもの）加工、ゲージ貼り）で偏った人員配置となってしまったが、２回目以降ではお互いに教えあいながら、学んでもらいたい。 学んでもらうことが大切なので、失敗した場合も、あまりその場限りの修正をしないように私が意識し、大幅な手戻りになるようなものでなければとりあえず放置し、問題点が顕在化する際に作業を止めて全員に対して解説を行うように心がけた。例えばスターラップの曲げ方が悪く最終的にスターラップが型枠に接したり、スターラップ自体の定着長が足りなくなる場合には、スラーラップかぶりの意味、かぶり許容誤差、定着長について解説した。 (2)の納期に間に合わせることは、(1)とは一見矛盾するようであるが、次の意味を持つ。全員が集まれる時間帯は実は少ないため、短時間に効率的に行う必要があることと、学生実験の３年生に対して作業日を公開し、その時間帯に見学に来ると作業をしているというガラス張りにしたので安易な遅れはできないという二つの理由からである。今回は初めからわかっていたがスターラップの曲げ加工（40個）がボトルネックになることが予想され、学生にも説明していたが、そのとおりとなった。そのような制約条件の中、闇雲に１から順に作業を行うことは、全体像が見えていないこととなり、無駄に納期が遅れることとなる。まずは、１個曲げるのに一体何分かかるのかを把握させ、どう考えても間に合わない場合には、何かしらの対応を取ることも場合によっては必要である。初めに決めたことを何も考えずに逐一遂行していくことは、非常に能率が悪い。今回の場合、スラーラップの形状について、机上で考えていた一番作りやすい形状が実際に作業をしてみるとそうではないことがわかり、結局現場で形状変更をした。このようなインタラクティブなやり取りがないと、プロジェクトはうまく進まないことを、携わった学生は良く解ったのではないだろうか。 結果、30分強遅れての完成となったが、そもそも前日のゼミが長引いて1時間弱開始が遅れたので、当初の6時間の目標は達成できたと思う。今回の作業状況を見ていて、自分たちで考えたり、お互いにアドバイスしたりと、良いチームワークだと感じた。その能力はさらに高めて欲しいと思う。 スターラップを曲げるのは、コツが解らないと難しい。当初「難しいからできない」というニュアンスのコメントをした学生がいた。私は、どの部分がどう難しいのか、と逆にくどいほど質問し、「できない本質」を見出す、というやり取りをした。一見複雑に見える作業も、結局は個々の作業の集合体であり、それを頭で理解できておらず、何をどう修正すればよいのかがわからないことが多い。そのためにはスターラップを曲げるという作業にどういう操作が必要であるかを理解しなければならない。一般に器用だとか要領がよいというのは、瞬時にそれが解ることだろうが、実際にはそういう考え方を実践しているかどうかの違いだと考えている。これはある程度はトレーニングで対処できるように思う。 2009年4月28日（火) 怒涛 朝から、ゼミ、ゼミ発表、実験準備、勉強会、夜は同窓会役員会打合せと続き、ずっと分刻みのスケジュールで厳しかった。 2009年4月27日（月) ホームページ 今日から、土木工学教室のホームページが動き始めている。ネットワークの環境変更に伴い、２月頃から公開サーバーへのアップデートがうまくいっていなかったのが徐々に直りつつあるようだ。今日のアップデートで、（だいぶ前に書いたHTMLであるが）私のトップページのメニューにおいて、Diaryの横に(UpdateEveryday)と赤字で書いたものが公開された。さて、その日記であるが、またもや1週間途絶えてしまっている。バタバタして手が廻っていなかった。本家ＨＰの復活を機に取り戻したい。 2009年4月26日（日) 2009年4月25日（土) 2009年4月24日（金) 土木学会 古代ローマコンクリート報告会出席 2009年4月23日（木) 2009年4月22日（水) 2009年4月21日（火) 土木出身の国会議員 民主党、馬淵澄夫衆議院議員の講演会に参加した。もちろん後援会ではない。地盤工学会関東支部のアフター５という企画で「２１世紀の社会資本整備のあり方」と題した90分（講演＋質疑）であった。彼は、横浜国立大学土木工学コース卒業生の現役国会議員である。 要点は以下のような感じであった。15分遅れて到着し全部聞いたわけではないのをお断りしておく。 １）人口減少の中、今までのペースで作り続けていけば財政破綻するし、ある程度の更新や維持管理をしなければ将来のストックはなくなってしまうので、その中間を行くべき。維持すべき公共事業がある。 ２）現状で行われている道路建設についての費用便益分析(B/C)は走行便益のみ。もっと別の観点でも評価を。また、Bを上げることに注力するのではなく、Cを下げることが今後必要で、そのためには土木技術者の努力をお願いしたい。 ３）民主党の掲げる高速道路無料化について。民主党が勝手に言っているのではなく、国は既に、3割引、5割引、10割引の検討を行っていて、10割引が一番経済効果(7.8兆円/年)やCO2削減効果が高いという調査結果が出ている（のを国は隠していた）。CO2削減は、一般道の渋滞緩和による。 高速道路無料化については、個人的には新聞報道でタイトルを知っているだけで、具体的な内容について調べたことはなかったので、ちょっと違う印象を受けた（今までは安易な政策に聞こえた）。適切な維持管理費を国が出し、メンテナンスしていくことができれば、現状の償還方式と比較して何が悪いのか、勉強不足で今の私にはわからない。少なくとも新聞報道以外の技術的な裏づけもあるということがわかっただけでも、今後調べれば済むので、参加してよかった。 感じたこととしては、全体的に「政権交代すれば」という話が多かったので、今の政治システムの中でも、国会議員として何をどう変えられるのか（野党なら力はゼロなのか？？）についてのお話も聞きたかったように思う（初めの15分になされたようには感じなかった）。時間切れだったので、終了後に本人に１つ質問をした。結果、現状では景気対策的な支出が多く、適切な維持管理費を支出できていないことは理解しているということだった。少なくともそれを把握している国会議員がいることで安心した。 「失ったら最後、取り戻すことができないコト／モノ／ヒトを守るのが政治」「価値観を語るのが政治家」という言葉が印象に残った。 朝から結構歩いたので、18500歩。 2009年4月20日（月) 2009年4月17日（金) 立花隆氏 立花隆氏の「「知」のソフトウェア」を読み終えた。1984年に書かれていて、情報のインプットから、成果物のアウトプットに至るまでの彼なりの方法が書かれている。文献の検索方法、新聞スクラップなどは時代を感じさせるが、貫かれている精神はまったく今でも色あせない。特にインタビューのしかたについて書かれた件は、私が所属している勉強会で一級の技術者に質問をするというミッションがあり、改めてその重要性を認識した。立花氏は膨大な数の本を読み、徹底的な取材を行うことが定評とされているようだが、その裏側を見せてもらった気がする。以前の日記で書いたように、立花氏が書いた書評に関する本は買ったことがある（読み終えなかった）が、著作・ルポは読んだことがなかった。紹介を受けた「宇宙からの帰還」に興味を持った（その本についても標記本で一番多く資料を調べたと言及されている）ので、まずはその辺りから初め、しばらく立花ワールドに身を委ねてみたい。 本日の歩数は大学を出る際に、11500歩。実はこの歩数計はその後（駐車場で）紛失してしまった。しかし運良く、たまたま私の歩数計購入のことを良く知っている学生が拾ってくれて、後日届けてくれました。どうもありがとう。 2009年4月16日（木) 13500歩 歩数計初日は家に着いた時点で13500歩だった。その後は外していたので、最終的には14000歩弱というところか。目的化すると大変なので、今のところ張り切るつもりはないが、自動車通勤になるとどの程度運動量が落ちるか程度は把握しておきたい。 2009年4月16日（木) 3500歩 4時起きも結構板についてきた。これまでは実際には4時に目覚ましを鳴らしても何度も二度寝したり、とりあえず新聞を読んだりして、取り掛かるのが5時になっていたりしたのだが、今日はスパッと起きることができた。 軽い仕事の後、今朝は寄り道をせず昨日の階段へ直行。展望台へ着くと、別のルートもあることに気づく。今度は舗装のされていない山道のようなのが続いている。途中で階段に変わったが、斜面一体が公園になっていることがわかった。結局今日は、その公園内の降り登りと、昨日の階段（仮に暦階段と呼ぼう）を降り登りで、時間が来た。暦階段は、同じく葉月で息が切れて、歩いた。しばらくはこの組み合わせで行ってみよう。昨晩、歩数計を買った。トレーニングが終わってみると、3500歩だった。 2009年4月15日（水) 葉月 いつもどおり4時起きで、仕事や勉強の後6時過ぎに外へ運動に出る。春になると通常は遠景はかすんでいるのだが、直前まで雨が降っていたこともあり、今朝は富士山が朝日に照らされて輝いている。久しぶりに見た富士山の輝きようにちょっと感動してしまった。 昨晩の懇親会での話を受け、走るルートを変えてみようと、一度丘を降りる。家は丘の頂上にあるのだ。適当に彷徨っていると、前に来たことがある階段にたどり着いた。階段の途中途中に如月、睦月、・・・、師走と12個のプレートが埋め込まれている長い階段だ。これは足腰にとってちょうどいい負荷だと納得して、走って登り始めたら、体がついていかず、葉月あたりでストップ。後は歩くしかなかった。上まで一気に駆け上がれる日は来るのだろうか。前に訪れた際には気づかなかったのだが、階段の頂上に展望台のようなちょっとした広場と椅子があったのは、実はそこから富士山が真正面に見えるためだった。思いもかけず輝く富士山に再開し、再度感激。これは、良い運動ルートに使えそうだ。帰りは隣の公園を通っていくと、新緑が美しく、同時に山桜、チューリップ、菜の花、ツツジが咲いていて色とりどりだった。早朝から豊かな気分になった。 2009年4月14日（火) 懇親会／適度な負荷 昨日は早く寝て、起きたら体調は回復していた。暖かくなって再開している朝のジョギングも足取りが軽かった。 夕方、細田先生からの提案で、その場にいた学生と懇親会。その中での話題の1つ。体は足腰から衰えが始まり、ちょっとやそこらの負荷をかけたのでは回復しないという。平均週２回くらいで朝に走っていたのは、ゆっくり走っていたので足腰の運動にはあまり寄与していないのではないかとも思いはじめた。ただ、考え事をするには非常に良く、何も考えずに走っていても結構アイデアが生まれたり、朝仕事をしていて煮詰まった時もグランド5周のうちに答えを出そうと決めて走ると、そのとおり結果が出る。それなりに機能はしていた。しかし、足腰の鍛錬への寄与度は低かったのかもしれない。 2009年4月13日（月) 体調不良 昨日から頭が痛く、調子が悪い。風邪をひきかけているようだ。頭がズキズキすると仕事に集中できない。栄養ドリンクを飲んでしのいで、帰宅。早めに寝ることにした。日中は結局、締め切り間近の仕事をこなしただけで終わった気がする。 2009年4月11日（土) 大学を散歩 娘の散歩にと大学に来た。日中は汗ばむくらい暖かく、正門から歩き、野音でお昼ご飯を食べ、最後は理工図書館前の池で亀に餌をあげた。某先生のブログにも出てくるような行程である。たまたま建築の先生もご家族連れで野音でお昼を食べられていた。考えることは皆同じなのですね。自分の研究棟の前も通ったが、２歳の娘には職場であることは何も言わなかった。毎朝会社に行くと言えば一人で亀を見に行くのかと勘違いされても話がややこしいと思ったので。 2009年4月10日（金) 黒部の太陽（劇場版） 先月放映された香取慎悟の黒部の太陽ではなく、1968年に劇場公開された三船敏郎・石原裕次郎の「黒部の太陽」を見た。ダム工学会主催の特別上映会に参加したものである。昔から見たかったのだが、2007年に夏合宿で黒部に行く前に、ありとあらゆる黒部関係の資料を読んで、その思いがずっと高まっていた。脚本も読んでいる。見た感想だが、細かい話は抜きにして、迫力が凄い。 ビデオに録画していた香取慎悟のほうはお預けにしていたので、これから比較して見てみたい。 2009年4月9日（木) １年生自己紹介で感じたこと（自己紹介と出身地）／高橋絵里香さん １限は、１年生の自己紹介が行われた。出席できる教員も参加するのが恒例だ。将来の目標について具体的な名前が挙がってこない人が多かったのでちょっと驚いたが、特に例年との比較はできず、多いのか少ないのかその辺は良くわからない。私の出身の高松高校卒業の学生がいたりと、四国出身が３人いたのは例年よりも多い。地元のことを知っている等身近に感じるのは自然なことであるが、四国出身者をひいきするわけではないので断っておく。 さて、自己紹介は、担当の先生により幾つかのトピックが例示され、殆どの学生はそれに従って自己紹介をしていた。その項目の１つである「出身」について、数名が親が転勤族のために出身はないと答えていた。私自身も彼／彼女らと同じく転勤族の子であった。両親の生まれは徳島県で親戚は皆徳島にいる。そこでは私はまだ生まれておらず、転勤先で生まれた。その後も数は少ないが数箇所を転々とし、最後に５年間過ごした香川県高松の後、この大学に進学して今に至る。そもそも出身とは何か、となると哲学的な話になりそうだが、あまり出身という言葉に縛られず、結局は自己紹介での他人に興味を持ってもらうためのネタの１つとしても見ることができる。私も時と場合により、自己紹介の方法を変えている。単に香川とさらっと言うこともあれば、転勤族の話を出して住んだことのある全ての地名を全て列挙する場合があったり。後者の場合大抵何かのつながりが参加者の中から発見される。「出身地はありません」と答えていた人が数名いるが、本人はどう考えているかは別として、どうしてもネガティブな印象がつきまとう。私なら今はこう言うかも、「出身地はこんなにもあります」と。 下記の「青い光が見えたから」を読み終えた。この爽快感は、いい。今日の大学１年生にも、大学院生も、中学・高校生にも、そして大人にもお勧めです。理由は4/7に書いたとおり。私の子どもにも大きくなったら読ませたい。同時に、著者の両親の考え方、教育方針、行動力、にも憧れる。 高橋絵里香さんを検索したら、東京大学に在籍するフィンランドを中心とした文化人類学研究者というのが出てきて、卒業後は研究者になったんだ、とこの２日くらい思っていたら、偶然の同姓同名ということだった。フィンランドまで一緒とはびっくり。著者は現在フィンランドで大学生活を送られています。本の紹介ページやブログがあったので、リンクしておきます。 AMAZON 本の紹介特設ページ フィンランドに学んで（読み物） 著者のブログ 2009年4月8日（水) 歓迎会 ４年生との初回顔合わせ、研究室歓迎会が行われた。Ｍ１は本日は講義等が集中して大変だったとは思うが、工夫を凝らして準備をしてくれたと思う。秘書の小林さんからも、差し入れをいただきました。ありがとうございます。 2009年4月7日（火) 大学１年生／副学長推薦の本 今日、１年生のオリエンテーションがあった。入学おめでとうございます。各教員が歓迎のスピーチをした。私は以下の内容を話した。 「一般論として、夢を持ち夢に向かって進むのは良いことだと言われているが、日々何をして良いかわからない人が多いだろう。本学の卒業生である私もそうだった。具体的に困ったら次のことを実行してみると良い。日々の選択の中で、自分がやりたいと思うことに忠実に選択を行うこと。例えば、講義の履修は他人とつるんだり、易しい評判に流されずに、自分が取りたい科目をとる。見学会参加が学年で１人でも、臆することなく参加する。みんな参加しないから自分もしない、というのはやめる。そんな考えは高校までで捨てよう。結局はその積み重ねだ。」 今、私はこんな本を読んでいる。「青い光が見えたから（16歳のフィンランド留学記） 高橋絵里香著」これは、横浜国立大学報「YNUニュース」に、本学の学長、副学長らがお勧めする本という中の１冊だ。前の渡辺副学長の推薦だったように思う。何でこのような本を薦めるのか、ちょっと違和感を持っただけだったが、たまたま附属図書館に寄ったらそれらの本が特設コーナーに並べられていたので手に取ってしまった。半分読んだところだが、留学してたくさんの経験をして少しずつ確実に成長し、失われていたものを取り戻していく過程が読んでいて素直に喜べる。小説を読むのは久しぶりだったが、はまっている。ここで考えたのが、まさに上記のメッセージだ。中学校までは日本で過ごし、体罰が当たり前の中で疑問を持ってはいけないと心を殺して生きていたのが、フィンランドの高校へ進学し全く正反対の教育を受ける。自分のやりたいようにやればいいのだと気づいた著者と、昔は周囲に流されがちだった自分の姿がちょっと重なった。 2009年4月7日（火) 土木学会論文集投稿完了（７日遅れ） 今朝、土木学会論文集を投稿した。公言した3月末から7日遅れとなった。約束が守れなかったのは恥ずべきことであり、マネジメント力、実行力が足りなかったことを見事に露呈した。幸い、土木学会論文集の投稿は随時受付となっているため、7日遅れでも受け付けてはもらえる。 論文を書くにあたり、当初は既発表の論文をどうやって再構成するのか、2008年度に出た最新の結果をどう盛り込むのかについて苦労した。数年間にわたる一連の研究の筋道をどうつけるか、ということである。そもそも、研究の計画にあたり、必ずしも初めから１本の筋が通っていなかったわけであるが、本来は初めからもしくは途中からそのように行うべきであった。大まかには考えてはいたのだが、文章化してみると今までの考えの浅さについて思い知らされた。今回論文を書くに当たり、単に結果をまとめたという成果だけでなく、研究の計画・進め方も含め再認識できたように思う。 2009年4月6日（月) 科学研究費補助金交付内定 朝、科研交付内定通知メールが届いた。メールが届いたという時点で内定なのだが、添付ファイルを確認して自分の名前を確認するまでの約1分間は、名前があるかどうか心臓がドキドキ鳴っていた。今回は何度も（実際には何度か、が正しい）推敲、他人のチェックを受けていたので、前年よりもだいぶ改善できた実感はあった。これはいけるだろうと確信していたので、その予感が当たったことも素直に嬉しい。早速、今年の目標のとおり、すぐに書類を作って提出を完了した。 2009年4月6日（月) 2009年度の目標 数日前から意識して考えていたのだが、2009年の目標は以下のとおりとする。 １）何事も具体的に 【解説】具体的な目標を立てて行動する。抽象的や過大な目標設定では何も動けない。具体的な指示や提案をする。感想のコメントをしたところで世の中は動かない。 ２）流行に乗り遅れない 【解説】ベストセラーの本は読む。世の中で何が流行りなのかを認識しておく。新しい学会誌や学術雑誌が届いたらすぐに目を通す。単に、すぐに行動する、というのも広義に含む。 過去の目標の反省 2007年度：物事の本質的なことは何かを常に考えて行動する 【反省】常にはできなかったが、行動原理の中に徐々に貫かれるようになってきたように思う。初めてホームページに自分の目標を掲げた成果だろう。結果としてのアウトプットが本質的にはまだできていないようには思うが、まずは「思う」ことから。しかし、本質は何だろうとあれこれ考えすぎて行動の腰が重くなったという欠点も見えてきた。 2008年度：愚直に実行する。 【反省】昨年度の反省のとおり、つべこべ言わず、やることはやる、を徹底することとした。良いと思ったことはやる、という単純なことだが、気持ちの変化ができた。肩の荷が下りたというか、フットワークが軽くなったのは実感している。しかし、年度末の土木学会論文集の投稿は周囲に促されてやっと動き出したため、このスタートについては満足のいくものではない。実行を開始したのはいいが、段階を追った目標を適切に定め、着実にこなしていく、という点は弱かった。 2009年4月6日（月) 土木学会論文集のその後について ここ２週間、日記の更新が途絶えていた（3/26以後は後日書いた）。土木学会論文集を書くことに時間を費やしていたため、書くための精神的な余力がなかった。結論から言うと、公言した３月３１日の投稿は間に合わなかった。これについては、自分のやり方が悪く、マネジメントできていなかったに尽きる。本日朝時点で、ほぼ最終のチェック前まで来ているので、もうすぐか。 2009年4月5日（日) 息抜き 昨晩添削返却を経て再度校正し、共著者のチェックをお願いした。そのため午後は空いたので、久々に家族で買い物。連続して夜遅かったり、朝早く出て執筆作業をしていたため、最近の娘の口癖になっている「今日会社お休み？」には心が痛む。 2009年4月4日（土) お見舞い 論文は完成していないが、ちょうど共著者によるチェック中のため、しばらく解放。千葉にいる妻の祖母のお見舞いに行く。高速道路土日1000円にあやかり、アクアライン経由で行ってみた。距離は10キロ以上長くなるが、所要時間予測は同じだったためこちらを選んだ。空いているので走りやすい。市原SAは、空いていて感激。 2009年4月3日（金) 論文執筆 2009年4月2日（木) 論文執筆 2009年4月1日（水) 長岡技術科学大学出張 人生初の長岡。勉強会のＷＧために長岡技術科学大学へ。工学系の単科大学ということで、設備の充実度や集積度は凄い。研究環境は素晴らしいと感じた。学生にしてみれば、駅から遠い、周囲に店はないということで不満はあるだろうが、大学のひとつの理想の姿ではあると思った。構造実験棟は凄い。こんなでかいのが国立大学にあったのか、と脱帽。 長岡は司馬遼太郎の「峠」の舞台だといわれたが、恥ずかしながら知らなかった。早速読書リストに加えた。 |
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