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2009年8月31日（月) 土木構造物の本 日本百名山や、名水百選、といった百選シリーズはたくさんありますが、「かながわの橋百選」（神奈川県土木部，絶版）は個人的にも本学の講義でも良く使っています。とはいえ、なぜか日本を対象とした日本の橋百選なんて無いだろうと、昔から勝手に決め付けていました。ところが、何かの拍子に日本百名橋(松村博,鹿島出版会)という書籍があることを知り、早速amazonで注文しました。土木学会が出したのではなく、全くの個人の責任で出されているところが凄いですね。ちなみに「日本百名山」も深田久弥氏が個人的に書いた本ですが、今では登山者では誰もが認める存在になっています（ただ、名前だけ知られていて、読んだ人は少ないでしょう）。 早速届いた日本百名橋は、まだきちんと読んでいませんが、先日の見学会で行った、大井川橋と蓬莱橋は掲載されていたので読みました。土木技術者が書いたものとして、歴史から構造に至るまで、丁度良い分量にまとめてあります。 土木構造物の本といえば、以前から収集していましたが、きちんと取りまとめていません。土木構造物好きだけでなくても、土木に興味を持ち始めた高校生にとっても良質な本もありますので、紹介して行きたいと思っていますが、延び延びになっています。とりあえず書評は置いておき、タイトルだけでも（一部）掲載します。 世界の橋 -3000年にわたる自然への挑戦-,David J. Brown 加藤久人 綿引透訳,丸善,8400円 日本の近代土木遺産 現存する重要な土木構造物2800選[改訂版],土木学会,2400円 Bridges 田中賞の橋,土木学会田中賞選考委員会篇,鹿島出版会,7500円 ブリュッケン F.レオンハルトの橋梁美学,フリッツ レオンハルト,メイセイ出版,4700円(絶版) 橋を見に行こう 伝えたい日本の橋,平野暉雄,自由国民社,1900円 世界の橋-Bridges-,ベンハルトMシュミッド,ピエ・ブックス,1800円 日本百名橋,松村博,鹿島出版会 土木文明史概論,合田良實,鹿島出版会 世界に誇る日本の建造物 現代日本を創ったビッグプロジェクト (なるほど知図帳) ,窪田陽一 西山芳一,昭文社,2000円 かながわの橋百選,神奈川県土木部(文章は池田尚治)(絶版) 2009年8月29日（土) コンクリートカヌー大会 決勝進出達成 コンクリートカヌー大会当日。見事準決勝は一位通過で"本学"最高タイム2分44秒。決勝では他校とぶつかったのもあり、タイムがだいぶ落ちて結果は6位。決勝進出という有言実行で良くやってくれたと思います。準決勝のレースは嬉しさとドキドキで一緒に併走し、本当に感動しました。ゴール後、２人の喜びのポーズで写真を撮ったつもりが、すみません、電池切れで最高の笑顔は撮れていませんでした。そのときに言ったら興ざめだと思い、黙っていました。 荷物の運搬もあり車で行きましたが、行きの首都高では、渋滞情報を見て的確にルート変更をしたつもりですが、事故・渋滞情報を得て２回迂回したのですが、最後に待ち構えていたのも事故渋滞。あえて渋滞と出ていた銀座経由の方がよかったのかなとも思いますが、何が正解だったのでしょうか。ドライブ好きなので首都高を走るのは大好きです。 帰り道もだいぶ渋滞でしたが、留学生２名と共に、渋滞の中で東京見物をしながら帰りました。横羽線から見えた鶴見つばさ橋とベイブリッジの中央スパンや橋長がとっさにわからず、ちょっと悔しい思い。戻ってきて再度確認しました。510mと460mでした。 2009年8月27日（木) 青函トンネル下調べ 夏合宿は、青森～函館である。魅力的な見学地は幾つか設定しているが、そのひとつが青函トンネル。物心ついた時には開通していたような気がするが、その建設について気に留めたことは無かった。１ヶ月前の日記に書いたように、高校の時に本を１冊読んだだけであった。 夏合宿の事前予習は、程々に行うべきである。程々というのは、ゼロでは困るし、下調べが目的になっては本末転倒。現地で勉強をしに行くから、そこで学べばよいだろうという考えもある。しかし、特に昨年のように、供用中の橋を勝手に見に行くという場合は、ガイドも何も無いのでたっぷり予習しておかなければ何が何だかわからない。青函トンネルの場合は、現地の竜飛海底駅で3時間もとり、資料館を見学するので、あまり必要ないような気もするけれども、①竜飛に着くまでに何も情報が無いのは直感でもったいない、②一般の資料館は技術的なことが省略されていることが多く、土木技術者として満足できるのか、③とにかく先に全体像を把握しておくことは大切で、それの有無でその後の吸収量は格段に異なる、等、色々思って、調べてみた。あまりにも長期間で規模が大きいプロジェクトのため、専門誌の論文や記事を探すのは大変なことは予想されたので、一般に手に入る書籍や映画から当たってみた。単にamazonで検索して手当たり次第に買ったのが、以下のとおり。 1,書籍,青函トンネルから英仏海峡トンネルへ,持田豊 2,書籍,海峡,岩川隆 3,書籍,青函トンネル 夢と情熱の軌跡,黒沢典之 4,書籍,ドキュメント・ノベル 青函トンネル,秋永芳郎 5,マンガ,青函トンネル,石ノ森正太郎 6,ＤＶＤ,プロジェクトＸ 7,ＤＶＤ,海峡 8,ＤＶＤ,青函トンネル 総集編 本州側工事の記録 9,ＤＶＤ,風雪の海峡 青函トンネルは、今・・・ 小説はフィクションが入ったりしているが、2は全体の流れがわかり読み物としても技術書としても面白い。小説「黒部の太陽」級の秀逸と思う。それを映画化した高倉健主演の7は、技術的なことはだいぶ省略されており、トンネル内の映像はどうしてもロケセットという感じが漂い、残念である。驚いたのは、9はパッケージが胡散臭かったものの、建設中の時期に実際のトンネルでロケをしているようで、土木の映像としても優れていることだ。それで500円とは驚き。 2009年8月25日（火) カヌー練習in鶴見川 午前中は、鶴見川漕艇場でカヌーの練習の引率＆トラック搬送。4回目の練習となる。近所にこんな立派なカヌー練習施設があったとは驚きであり、今年の大収穫といえよう。7月中にカヌーを作り終え、8月にたっぷり練習する。決勝で勝てるためにはこれは大切のことのようだ。今年は少なくとも決勝に出ることが目標だから。 今年が終わっていない段階で書くのもなんだが、来年のテーマも勝つことであれば、設備面での充実、知識の向上、周囲のサポートが得られた今、来年が楽しみだ。 2009年8月24日（月) 第二東名等見学会 車２台、計１６名で、第二東名高速道路と中部縦貫道を見学し、その後土木遺産である蓬莱橋と大井川橋を見学。見学会のお膳立ては細田先生がして下さり、私は運転と引率という形だったので、ちょっとお気楽モードで参加したことになる。 道路橋の大井川橋と鉄道橋の大井川橋梁を取り違えて理解していて私が案内してしまったミスもあったが、結局たくさん見ることができた。少人数（にしては多いが）のなせる業か。 今回もまた、横浜国大ＯＢとお会いした。私の１つ下の後輩で、数年ぶりの再会であった。 |
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