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2009年11月25日（水) 今日も作業 学生から自発的に、実験棟の整理をしたいという提案があり、関係する学生有志で作業を開始した。これをきっかけに、倉庫にたまっていた古いPCやらを廃棄し、スペースを作って、実験棟内のものを倉庫に移動するなどして5時間くらいで完了。前年度から溜まっていた供試体の片付けも進み、身も心も軽やかに。ただし腰は重くなり。疲れが溜まっているのでじっくり休もう 博士論文については、審査員の先生へ論文を提出した。 2009年11月24日（火) タフ 朝から実験作業の補助。午前中は乾式によるコア抜き作業。研究室で乾式は初。大体うまく行っていたと思っていたが、ビットを2本熱で溶かして欠損させてしまう。押さえるべきことが、伝わっていなかったのは残念。伝え方が問題だったようだ。リカバー方法は体得してくれたようで、もう大丈夫だろう。乾式でコアが抜けるようになれば、研究室としてもいろいろな実験の幅が広がり、嬉しい。 午後は、PCの緊張作業。予想通りだったが、大きな梁の載荷はタフであった。学生はなれていなかったようで4時間かかった。今回は、体力的にきつかった。終わってから夜は、論文修正作業。腰に来る。 2009年11月19日（木) 近況 自身の博士論文審査について、開始することが決定。12月2日または4日に予備審査が計画されているので、今度はそれに向けてまい進する。 土木学会論文集の第二弾の投稿も、先生方にチェックいただきながら進める。今朝、1回目のチェックをいただいたので、早急に次のキャッチボールができるよう、取り掛かる必要あり。 17日まで慌しかったので、生活のリズムが乱れていた。朝方に戻すべく、努力しようとした矢先、今朝寝坊してしまった。今日からは。 2009年11月16日（月) 情報発信 先日、論文執筆中に、ほっと一息つくために、たまたま下記のページを見つけた。 畑村洋太郎氏：失敗学「事始め」 最終回「もの作りの精神を忘れた日本の凋落」 失敗学で有名な畑村先生であるが、著書やエッセイの中には、土木構造物の補強の話がたまに出てくる。例えば新潟中越地震で、新幹線が脱線した話は有名であるが、新幹線が脱線したのが失敗ではなくて、土木技術者が過去の地震被害の教訓を踏まえてあの周辺の高架構造物を強く作っていたから壊れずに脱線だけで済んだという成功例であると、かねてから指摘している。上記の文章でも、詳細はともかく、そのような趣旨を書かれている。 上記についても第二東名高速道路の橋梁について褒めていただいている。土木について詳しくない一般の方が読んだらどう感じるであろうか。一方的な見方だが、「良くわからんけど、利権のために構造物を作っているのだろう」と思っている人が読んだら「そうでない人もいるんだな」と感じるのかもしれない。公共の目的で使われる土木構造物という社会インフラを作るためには、個人の努力だけではなく、全体のシステムとして、最新の知見を取り入れて安全、安心のものを作るようなことになっている。 そういう当たり前のことでも、子どもが聞けば目を輝かせるのではないか。プロジェクトＸの世界である。（規則に規定されているから／いないからという次元でなく）考えうる地震や外力に強いものを作る、という当たり前のことが世の中に認知されるためには、やはり情報発信しかない。 最後に、下記文章の末にでてくる「愚問」のスライドは、将来大物になって使ってみたい。発表スライドの末尾に用意する想定質問対策用スライドの中に入れてみようか（笑）。ただ、これは専門家に対して言える言葉であって、もしも国民への発信でこれを使ってしまっては、日本の科学技術予算が削減されてもやむを得ないだろう。 第11回「ノーベル賞・小柴教授チームの素晴らしい「失敗学」実践」 2009年11月16日（月) 一応公約達成 公約というかノルマというか、今朝までに①博士論文の草稿、②土木学会論文集の第２弾の草稿、を指導教員に提出することは達成できた。大変だったが、ほっとしている。 2週間前の11月2日にデッドラインが決定し、3日は以前からの予定が入っていたので、実質11月4日から開始して、12日間完全燃焼であった。11日には、横浜国大発の第5回研究会での発表も担当させていただき、プレッシャーであったが（数日間、論文が1ページも進まず！）、そのお陰で論文を書くための頭の整理にもつながり、執筆でまとめなおした知見も発表に加えられたなど、相乗効果が得られた。 2009年11月9日（月) すぐやる課 昔、どこかの地方公共団体で、「すぐやる課」というのがある、という報道を見た。小さな道路補修など、色々と行政の事務手続きで進めていたら迅速に対応できないのを受けて、必要なものをすぐに行うという雑多な業務の部署だったような気がする。 今、ずっと論文執筆に取り掛かっているのであるが、その途中途中に、事務的な用事だったり、メールの返答だったり、容赦なく来る。本当に関係ないものは対応しなかったりデッドラインまで保留でいいのだが、サインして返送、雑誌の回覧などは、先送りしようと思えば、幾らでもできてしまう。忙しい時だからこそ、頭の休息と思って、積極的に対応しようと思いなおした。論文が遅れてしまっては本末転倒だが、程よくミックスできればと思う。殆どが5分で終わることだ。その5分を論文に費やすべきという考えもあるが、頭に残っていて悶々とするよりかは、さっとやってしまうのもありだろう。 この日記執筆もそうだ。タイマーをかけながらやるのは効果的。ただ、留学生と部屋を同じにしたので、頻繁なタイマー音は公害なのでバイブレーターモードに切り替えた。 2009年11月5日（木) 東大生研で打合せ 東京大学生産技術研究所で、塩害研究のディスカッション。学生２名も連れて行き、先方の論文への質問、こちらかの情報提供で、自由討論を90分ほど行った。幾つかのキーとなる着眼点や考え方は披露して頂けたので、それをできるだけ反映できるよう努めたい。 駒場の住宅街に、１本だけひび割れの入った電柱があり、研究室で電柱のひび割れを研究している学生に、写真を撮って報告。１本だけというのは初期欠陥の例だとは思うが、興味深い。研究の役に立てられればよいのだが。 2009年11月2日（月) デッドライン 博士論文の本文を、16日までにそれなりの形として指導教員に提出することがデッドラインとして決まった。教育研究以外の雑念はできるだけ排除して、完成させたい。 |
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