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2010年2月26日（金） 2010年2月25日（木）春一番 今日は入試日で、入構規制がなされていることもあり、人も少なく建物は静かだ。ある予算申請の事務的なお手伝いをしていて一日中部屋にいたので、春一番が吹いたことや、東京・横浜が濃霧だった（ここは山の上なので影響が無かったのかもしれないが、無かったということも記憶にない）ことは知らずに一日を過ごした。学内の食堂やコンビには閉まっているので、予め昼ごはんを用意していたこともあり、文字通り一歩も建物を出なかった。 これほどにも急に暖かくなるとは。実は一昨日、実験棟で作業を始めた鋼橋のブリッジコンテストの学部生・院生らが来て、暖房に使っている灯油がなくなったので買ってほしいと来て、2缶買ったばかりだったのに。 2010年2月24日（水) 父と兄と 午前中は土木学会335委員会で、終了後、すぐに大学へ戻り4年生のゼミ。発表7名4時間で濃密なディスカッションを行った。学生からの質問も今までに比べ増えたように思う。いつもと異なり私が最後列に座ったのは関係ないと思うが。 終わったのが18時前で、その後、再び東京へ。ちょうど父が上京しているので新橋で4歳上の兄と3人で飲んだ。父の出張の機会を利用して、3人で集まる機会は平均して年に1回はあると思うが、私が大学生の時、社会人なりたての時、今、を見るとそれぞれの時に、父や兄への接し方、感じ方が変わって来ているのを実感している。社会人としての父からのメッセージは、学生時代は、よく理解できなかったが、今ではその良さもわかり、父が若手に対してアドバイスしたという話も、私はその若手と同じ年齢にいることで、強く実感を持って感じることもできる。社会人の先輩としてずっと上の存在だった兄も、今は、対等というかそれぞれが独立した社会人で、それぞれ良いところを吸収して影響を及ぼしあっている、と感じている。 2010年2月23日（火) 2010年2月22日（月) メールシステム更新 昨日、本学のメールシステムが更新された。システムの更新とともに、未読情報が一度クリアされたようで、過去1か月分のメール700通を再度受信する羽目になったが、それ以外は、通常のメールのアクセス速度が格段に上がり、満足している。これまで１回の受信に、時間帯によっては30秒〜1分以上かかっていたのが、一瞬でチェックが終わる。うれしいことこの上ない。 数日前から土木棟前の梅が満開。  2010年2月20日（土) 大池自然公園 娘と公園へ。相模鉄道二俣川駅が最寄の自然公園は、昔からのお気に入りだ。近年、改修がされてきており、トイレがきれいになってきているのも嬉しい。起伏が激しく、ちょっと山に入れば、大きな木に囲まれて、喧騒とは離れ本当に良い気分転換になる。１回前に行った際には、冬にもかかわらず、リスが１匹だが木を伝って走っているのを、私も娘も確認した。今日は、たまたま梅祭りが行われていた。3分咲きといったところだったが、たくさんの人で賑わっていた。屋台のお汁粉を食べて満足。年中楽しめる公園だ。 2010年2月19日（金) サプライズ 今日はM1の中間審査、および4年生の卒論提出日であった。それぞれの立場で一段落の日というここともあって、夜、前からのM1の提案で飲み会が開かれた。飲み会が始まると、サプライズとして、私の博士学位合格のお祝いもしていただいた。思いもかけず、ケーキとプレゼントを頂き、まさにサプライズであり、嬉しかった。何かをもらったから嬉しいということではなく、誰か発案者がいてきめ細かく企画してくれ、また周囲でその人をサポートして色々と買出しなどを行って時間を割いてくれたことが、本当に嬉しかった。 終了後2次会に移行したが、今回はDr合格に関して話すことがメインだったので細田先生と3人の日本人学生とだけのこじんまりとした2次会になった。飲みがメインではなかったので、他にも参加したいと手を上げてくれた学生たち、申し訳ない。合格して感じたこと、また、最近認識してきた考えの変化、など、話をした。 さらに、小日山君と細田先生とで、締めのラーメン屋に行き、小日山君は全部乗せを頼んで、終了。  夜道、改めて思ったこと。今の自分があるのは、周囲に私に気をかけていただいた人たちがいたこと、気だけでなく実際に声をかけていただいたこと、が強い影響を及ぼしている思う。私も学部を卒業して11年たち、後輩(学生)たちを見て、色々と感じてきた。単に感じるだけでなく、特に良いところは積極的に指摘していくべきと改めて思った。私はそういう風に接していただいたおかげで、良くなったと感じているので、今度はそれを実践すべきだ。言い訳をすると、そうしてきたつもりではいるが、改めて確信を持って思った、ということ。 2010年2月17日（水) 藤原一繪先生最終講義 藤原一繪先生の最終講義を聴講した。生態学を専門とされ、宮脇先生に師事された先生である。色々な仲間・研究者、現地の人と溶け込んで、皆に慕われるお人柄が良くわかる、和やかな最終講義であった。土木工学教室と生態学研究室とは、エコロジーの講義をしていただいたり、卒論のご指導等で提携しているのであるが、私自身が直接関わることはこれまでに特に無かった。１年くらい前か、宮脇先生の著作を数冊読んで、その中にももちろん藤原先生が登場されているので、一方的に親しみを感じてはいたが、講義を聴講するのは初めてであった。 生態系の研究者がどういうことに対して、どういう手法をとって研究を行うのかについては、著作を読んで漠然とわかっていたと思うのだが、今回の講義でそれが良くわかった。また、最後に印象に残った言葉は、「森林は人間には弱いが自然災害には強い」である。柴山知也先生のインド洋津波調査の結果も引用され、森林のもつエネルギー吸収能力も評価されていた。なお、土木屋さんは壊れたところしか調査せず、森林のおかげで壊れなかったところも調査してほしかった、というご指摘はごもっともである。私の知る限りでは、被害調査において壊れなかったものの調査も行っているとは思うが、十分でない場合もある、ということで。 2010年2月16日（火) 耐用年数 今週から手帳を切り替えた。前に書いたと思うが、私は４月始まりの手帳を使っているので、今が切り替え時になる。さて、一般的なビニール装丁の能率手帳を使っているのだが、１ヶ月ほど前から、カバーが折り目で破け始め、クラックが進展してくるので、テープを貼ってしのいでいた。壊れるのがちょっと早い気もするが、ほぼちょうど使い切ったことになる。昨年まで、このような壊れ方はしなかったので、昨年以前は手帳を使いこなしていなかったのかもしれない。 また、普段、普通の安い２色ボールペンを使っているのだが、インクを使い切った後に、替え芯を買って取り替えると、もう１回使えるかと思っていたら、今度は本体が割れたり、クリップが折れたりして、２度目を使い切ることがない。芯が残っても、空の本体は売られていないわけで、理不尽である。つまり、１回が限度であった。 ともに、耐用年数が定められ、無駄のないように材料が構成されている例といえよう。某電機メーカーで、保証期間が過ぎたら自分で壊れるタイマーが作動するという（巷では○○タイマーや○○スイッチと呼ばれる、○○はメーカー名）、ブラックユーモアもあるが。 翻って、土木構造物も、耐用年数を設定して作る。安全率を見込んで、耐用年数以内に破壊しないように定めているのだが、違うのは、実際に設定した年数に達しても使い終わることは無いことだ。今度は、設計時に仮定した耐用年数が過ぎた構造物の延命化や、残存耐力の評価をして使い続けることになる。 2010年2月15日（月) 審査会、公聴会終了 午前9時からの博士の公聴会と審査会が終りました。本日公聴会にお越し下さった方、メールのお返事を頂いた方、皆様どうもありがとうございました。おかげさまで、先ほど、主査から合格との連絡を頂きました。今後、代議員会の承認を得て、3月25日に学位授与となります。 質疑応答では、詰まってしまったり、歯切れが悪かったりで、良くも悪くも私なりの公聴会になりました。物事を纏め上げる能力の必要性、実社会にどうリンクするのかを気づく必要性など、今回の審査の一連の過程で強く認識させられました。まだまだ足りないことだらけですが、審査過程を通じて、視界が広くなったのは事実です。これをスタートにして、がんります。これまで色々とサポートを下さった方、どうもありがとうございました。 2010年2月12日（金) 対話 実験室にて。ちょっとした用事で実験室を訪れると、他研究室の学生がシャッターを開けて寒そうに実験している。外気と同じ、7度であった。聞くと、載荷中の鋼材を冷やすためにできるだけ寒い条件で実験をしているとのこと。なるほど、それは聞いてみないとわからないことだ。逆に、気を利かせてシャッターを閉じてしまうところであった。それを聞いて、温度がキーになるのかと思い、最近研究室で購入した、赤外線放射温度計を紹介してみたところ、使えそうだとのこと。他研究室とはいえ、こういうお互いにとってプラスになるようなことは実行していきたい。そのためには、対話が必要。特に隣の研究室の実験からは、私も得るものも多いので、あえて対話をするようにしている。先日は、鋼のクラックを可視化する装置を入手したのを知り、情報収集をしたところだ。 2010年2月10日（水) 維持管理 昨日夕方、4年生のPCが起動しなくなるトラブル発生。初見では、ハードディスクのハードウェアトラブルかどうかわからない（少なくとも、全面クラッシュではない）ので、逆にちょっと一安心。さらに、学生は昨晩までバックアップによりデータが遡れるのも、安心。ソフトウェアの修正をしようとしたが、うまくいかないので、近所のパソコン修理業者に出す。リスクを最小限に抑えるのであれば、故障前にもどんどんPCを更新するのは頭でわかっていても、なかなか難しいのは確か。これについては継続検討。 1月に、コア採取（コンクリートの塊から、小さいコンクリートを切り出す作業）のためのコアボーリングマシンが、室内の作業中にモーター不良で動かなくなった。ただし、不幸中の幸いだったのは、徐々に不具合が出て、止まったり、動いたりを繰り返すようになり、トルクも低下するなど、明らかな故障の症状が出てきたこと。その時点で、学生が実験の優先順位を考えて、作業を継続してもらい、それが終わって業者に修理に出した。2週間ほどかかり、モーターの一部の消耗品を交換して、メンテナンス完了。すると、以前に比べて、トルクも増していることに気づいた。気づかないところで経年劣化で徐々に性能が低下していたのだ。修理完了したら、ちょうど、別の学生の実験でもコア採取が控えていて活躍し、2月6日の経年110年のコンクリートの現場調査でも活躍した。コアボーリングマシンは6年ほど前に購入したが、3年位前から委員会でたくさんの現場に遠征に行くようになり、さらに、実験室内でもコンクリートのサンプリングに頻繁に使用するようになり、研究室では欠かせない機材になっていた。気づいたら、この機械で200本はコアは抜いているだろう。修理費は、購入価格の数分の一と安いものではなかったが、必要な維持費用だろうといえる。 もし、現場で故障していたら、さらに、急に完全にストップしていたら、と考えると怖い。5月には県外のコア採取の遠征が控えている。モーターは、経年劣化の起こるものだと認識し、数年（5年？）でオーバーホールしたほうが良いといえる。 そういえば関連して、鉄筋を切断する高速切断機も、もう20年ものだが、ここ数年は、1年毎くらいで故障し、毎回2万円ほどかけて修理している。故障内容は、同様のモーター部分だったように思う。 適切な維持管理について、改めて考えさせられた。 2010年2月9日（火) 色々な人に支えられ しんみりするにはまだ早いのだが、感じたことを。 博士論文審査については、色々バタバタして、指導教員と打合せしたり、論文の修正に追われたりしていた。昨日ちょっと一段落したので、体制を立て直して、残りやるべきことに専念するのみ。先週、研究室から公聴会のご案内を送ったところ、参加のご連絡を頂いたり、参加はできないものの励ましのお言葉を頂いたりと、よく知っている方から多くのメールを頂いた。セミナー開催の連絡、同窓会開催の連絡とは異なり、暖かいお返事のメールを頂いたことに予想外に驚き、素直に嬉しい。 夜中遅く帰ったり、朝まで職場にいて、朝方風呂に入りに帰ったり、というイレギュラーなこともたまに(しょちゅう？)あったのだが、きちんと帰宅した昨日、現時点での論文最終版を妻に見せた。最終ページの謝辞を読んで一言、たくさんの人に支えられているのね、と。そう客観的に言われて、改めてそのことを意識した。まだ終わったわけではないので、感慨に浸っていても仕方が無く、あと数日間できる準備を行うのみ。 2010年2月2日（火) 久しぶり 前回の更新1月10日より、3週間が過ぎてしまった。これまた怒涛の3週間だった。上野動物園への外出で何かのウイルスをもらったようで、2日後の朝に娘が嘔吐と下痢。翌日息子が同症状。翌日妻が。そしてその夜に私に。どんどん拡大していった。15日は結局休んで休養。翌日のセンター試験は、以前から配慮いただいたおかげでフル出場ではなく、部分出場だったので、その時間に合わせて体力を回復させ、万全の体制で臨んだ。（ちなみに、病院の診断では、いわゆる風邪のウイルスで、飛沫感染のものではないとのことを確認済み。） 次の週も、完治していないようで、だるさも残り、何だか気分が優れない１週間。学外の打合せ、論文の修正などで、どたばたと過ぎる。こういう状態は、七つの習慣には反しているのは認識しつつ、切羽詰ったことをこなさなければ。 さて、この頃、市内で100年を経過した構造物の解体が行われるにあたり、それを調査させていただけるとわざわざ声をかけていただいた。1/25、1/29、2/2と3回、下見と打合せで現場を訪れる。その度に、学生と先生を連れて行き、ちょっとした見学会でもあった。現場のゼネコンの皆様には非常にお世話になり、ただただ恐縮するばかりだ。2/6に調査を行うことに決まり、当日は、コア採取のほか、重機で切り出していただいたコンクリートやレンガの塊(大きいものは1個3トンくらいになる)を、3つほど、大学に運搬し、保存、展示を行うことにした。横浜ならではの構造物でもあり、期待をしている。 博士論文の公聴会は、2月15日(月)午前9時〜10時と決まる。これから主査の先生より周知が行われる予定。 |
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