第５日目（８月３０日）
昨日は疲れていて、シャワーも浴びず、電気もエアコンもつけっぱなしで寝てしまっていた。支度をしてチェックアウト。例のごとく、ホテルの人が「安くするからもう１泊」としつこい。「誰がこんな高いところに泊まるかー」と言ってやりたかった。
次の宿は、昨日のＮ氏のホテルだ。朝食付で１７ドル。特別安いというわけではないが、今までのホテルと比べたら安いし、設備も全然違う。テレビ・冷蔵庫・エアコン・扇風機・浴槽・金庫がそろっている。
スコール
カフェで昼食をとっていると、突然雨が降ってきた。土砂降りである。しばらくすると止んだ。熱帯らしい天気だ。こんなにも雨と晴れがはっきりしているのは面白い。
ホテルに戻り、飛行機のリコンファーム（予約再確認）をしなければならないのでベトナム航空に電話したが、電話がつながらない。しょうがないので、ベトナム航空のオフィスまで直接出向くことにした。歩いたら遠いので、ベトナムではこういう場合は「シクロ」や「バイクタクシー」を使う。今回はバイクタクシーを使うことにした。
ベトナム流バイクタクシーの乗り方
バイクタクシーとはどんなものか？いわゆるカブの２人乗りである。ヘルメットなんて無い。後部座席というより荷台に乗ってドライバーにしがみつく。バイク（カブ）といってもピンからキリまである。オンボロなのは自転車より遅い。一番問題になるのは座り心地。立派なシートをとりつけたものは快適だが、座布団程度のものもある。長距離を乗ろうとする場合はマシンの質も考慮すべし。
バイクタクシーやシクロ（自転車タクシー）に乗るには自分で交渉をしなければならない。目的地を告げ、そこまでの値段を乗る前に決める。まずは目的地をドライバーに確認させるのが大変だ。相手は話せてもカタコトの英語なので難しい。地図を片手に説明した方がより確実である。次は値段交渉。相手は必ず高い値段をふっかけてくる。でも、負けてはいけない。希望額まで相手が下げない場合、立ち去ればいよいとＮ氏に教えてもらった。そうすれば必ず呼びとめて、安い額を提示してくるというのだ。
今回は初めは１５０００ドンと言われたが、私は５０００ドンと主張。相手は安すぎるという顔をしていたが、私が立ち去ると「ちょっと待て」と追いかけ、「７０００ドンはどうか」と言ってきた。私が「いや６０００ドン」というと、相手は承知して交渉成立。こんな感じである。
無事目的地に着いて代金を払い、ベトナム航空オフィスでリコンファームを済ませることができた。後で知ったことだが、私が泊まっているファン・グ・ラオ通りにもベトナム航空のオフィスがあった。バイクのおっちゃん、知ってたら教えてくれよー。