９時、起きる。ウエハースを食べて、風邪薬。体温は下がったようだ。まだ疲れているので再び寝る。
意識朦朧のなかで
１４時に起き出す。まだ気分はすぐれないが、昨日に比べるとだいぶましになった。とても腹が減っているので食べに行かなければならない。ガイドブックを見て、近くに市場があるのでそこに向かうことにした。
市場の建物は比較的きれいだ。しかしそんなことどうでもいい。飯が食いたいんだ。くまなく探したが、メシ屋がないじゃないか。一人で怒りながら市場を出る。起きたときはましだったが、歩いているとさらに気分が悪くなってきた。半分意識朦朧といった状態。ベトナムで一人死ぬんじゃないかとも思った。ふらふらしていたので、今もし襲われたら反抗もできない。持ってけドロボー。しかし襲われることはなかった。（念のために断っておきますが、ベトナムいきなり襲われたりする国ではありません。意識朦朧の中で変なことを考えてしまっただけです。）
細い裏路地を歩いていると、やっとメシ屋を発見。助かった。テーブルにたくさんのおかずが並んでいて、私が指で差すとそれをおばちゃんが皿に盛ってくれた。照り焼きのような肉とご飯とスープ。あとスプライトも飲んだ。合計10000ドン。これで100円だ。
お腹が一杯になって満足！と言いたいところだったが、空腹感より気分の悪さが卓越していて、食事がのどを通らない。頭痛と吐き気がしたが、無理してでも食べなければ体が持たないと思い、がんばって食べたが残してしまった。
一応目的が達成されたので、ホテルへ帰ろうと思ったが、せっかく外出したのだからこのまま帰るのももったいない。ハノイ中心部の東に流れるホン川にかかるロン・ビエン橋に行ってみた。鉄でできたトラス橋で、鉄道橋である。歩道もある。私は大学で土木を専攻しているため、このような橋などの土木構造物には非常に興味がある。元気だったら対岸まで歩いて渡りたかったが、病気の今では仕方がない。写真だけ撮って帰路についた。
１６時、ホテルへ。倒れるようにベットに横になる。
１９時、再び起きて、シャワーを浴びる。温水シャワーは８日ぶりだったので、気持ちい良いことこの上ない。
風邪薬を持ってきたし、すぐ治るだろうと初めは思っていた。しかし、薬も切れてきたし、いつまで長引くかわからないので、病院に行った方が賢明だ。保険に入っているからお金の心配は要らないが、ネックは言葉だ。病状が英語で説明できるだろうか？明日も気分が悪ければ病院に行こう。そのためには持ってきた英会話の本で、病院関係のページを見て勉強しなければ。
２２時半、就寝。